スーの家族日記

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結局転塾してどうなったのか 中学受験結果発表!?

今さら結果発表

転塾を経験し、その後、中学受験の結果がどうだったのかを書きたいと思います(現在は中2)。

小3からサピックスに通い、小4で早稲アカに転塾し、小5から家庭教師をつけまくった結果(←はじめは週1、直前期は週3~4)、、、

第一志望は不合格でした。

今は第二志望の男子校に通っています。

四谷偏差値でいうと、55より上、60より下。塾ですべり止めにおすすめされる中堅の学校です。

 

通ってみるといい学校なんだけど、すぐに結果をブログに書けなかったのは、第一志望に落ちたことについて、親のほうがなかなか気持ちの整理がつかなかったからだと思います。

子どものほうが、案外切りかえが早かったかもしれません。

 

もしもう一度中学受験をするなら、、、

子どもの塾の成績がなかなか伸びないと、転塾を検討される方もいらっしゃると思います。

うちの場合、良かれと思って転塾したけれど、もし仮にもう一度中学受験をするとなったら、おそらく転塾はしないだろうと思います。

今だから書けることだけど。

理由は大きくふたつあります。

ひとつは、どこの塾に行ったところで、本人のやる気のなさだけはどうにもならないとつくづく感じたこと。これが一番大きいです。

ふたつめは、一度サピックスに入塾できたのなら、教材もいいし、成績が悪ければ悪いなりに淡々と勉強すればよかったんじゃないか。仮にそうしたとしても、転塾した場合とあまり結果が変わらなかったんじゃないかと思うからです。

以下に、もう少し詳しく書いてみます。

 

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本人のやる気だけはどこにも売ってない

親としては、子どもの成績が悪い時に、勉強をみてあげたり、評判のいい問題集を買ってきたり、家庭教師をつけたり、いろいろとやってあげることはできます。

ただ、本人のやる気だけは、どんなに口をすっぱくして勉強しなさいと言ったところで、どうにもならないのです。

勉強をさぼったらどうなるのか。うちの子の場合、それを想像して自分を鼓舞して頑張れるほど大人でもなかったし、そもそも第一志望の学校に対する思いも淡い憧れ程度で、しゃかりきに勉強するほどのパワーを生むものでもなかった。

 

転塾してぐーんと成績が伸びる子も中にはいるかもしれないけど、それはどこの塾だからとか、塾の指導内容がどうのっていうことよりも、何かのきっかけで本人のやる気に火がついたっていうパターンなんじゃないですかね。

それか、スポーツなどで粘り強く努力する経験をしてきた子とか。

うちみたいに、精神的に幼く、勉強よりも遊びに気持ちが向いてしまい、成績を上げたいという競争心もないような場合は、やる気スイッチが見つからないまま受験が終わってしまうパターンもあると思います。

もしやる気スイッチが売ってたら、多少値段でも高くても、当時の私なら無理して買ってしまったかもしれないですね(←本当に狂ってますね、笑)。

ちなみに、中2の今でもやる気スイッチは見つかっていないです。

 

あくまでうちのケースですが、転塾は子どもが希望したものじゃなかったし、不安にかられた親がじっとしていられなくなって、何かしなきゃと焦って転塾したり家庭教師をつけたりして、課金することで何か対策をとったつもりになっていただけだったような気がします。

つまり、親の自己満足ですね。

転塾しただけで成績がぐーんと伸びるっていう、そんな夢みたいな話はないんだなぁ、というのが転塾経験者としての個人的な感想です。

 

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サピックスの教材・早稲アカの教材

サピックスから早稲アカに転塾して戸惑ったことのひとつに、使用する教材が増えてどうしたらいいかわからなかった、というのがあります。

サピックスは、うちの子が通っていたときは、上のクラスでも下のクラスでも、使用している教材は同じでした。

 

早稲アカは、教材や組み分けテストは基本的に四谷大塚のものです(夏期講習や、高学年の上位クラスで使用する教材、NNの教材などは別)。

そして、組み分けテストでクラスが上下すると、メインで使う教材が変わったりするのです。

クラスごとに使用する教材が違うから、一覧表を見てそれを購入するんですね。クラスが上下したら、途中で追加購入することもありました。

早稲アカでは教材自体の種類も多く、親も受験のプロじゃないので、やるべき問題を絞り込むことも難しく、いつも消化不良でした。

サピックスもプリント整理が大変だっていうのはあると思うんですが、やるべきことに関してはあまり迷いがなかったような気がします。

 

サピックスの算数について

あと、細かいことでいうと、サピックスの算数が難しくなったら親が教えきれないかもという不安が当時の私にはあったんですが、それはあまり心配しなくてもよかったのかなと思っています。

というのも、今はコベツバがあるんですよね。

有料だけど、サピックスのほとんどの問題を動画でわかりやすく説明してくれるサイトです。

どの塾でも参考になる基礎的な問題や過去問解説もあって、長男と一緒に動画を見たことがあるんですが、理路整然としていて、とてもわかりやすかったです。

うちに来ていた家庭教師の先生も、開成の過去問でわからない問題があると、コベツバを見てるって言ってましたよ(←それでいいの!?と思ったけど、指導していた生徒さんは開成に合格していまいした)。

コベツバの先生の問題解説は、そのへんの塾の下位クラスの先生よりも、よっぽどわかりやすいんじゃないでしょうか。以前は関西の有名進学塾・浜学園で灘中コースを担当していた先生だそうです。

うちの子が利用していたときは、サピックスの解説だけだったけど、今は四谷大塚の教材や、早稲アカの「上位校への算数」の解説もあるみたいですね。

 

話を戻すと、サピックスは、やっぱり通常授業の教材がいいと思うし、先生によって指導の仕方が大きくブレることもなかったような印象です。

なので、さっきも書きましたが、一度サピックスに入れたのなら、わざわざ辞めることはないんじゃないかなーという気がします。

逆にいうと、早稲アカのやり方に慣れているなら、多少成績が悪くてもわざわざ他塾に転塾する必要もないのかもしれないです。

 

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転塾するメリットがある場合ってなんだろう

転塾するメリットがあるんじゃないかと思うケースは、個人的にはこんな場合じゃないかと思います。

・ものすごく頭がよくて、今の塾では物足りない。もっと御三家クラスの合格者がいっぱいいる塾で切磋琢磨したいという前向きな理由があるとき。

・今の塾が遠すぎて、転塾しないと体力的に無理な場合。

・今の塾にものすごく相性が悪い友だちがいて、そのことが勉強以上に大きなストレスになっている場合。

 

わたしが思うのは、単に成績が悪いだけだったら、転塾するメリットはあまり感じられないというか、転塾してもあまり変わらないんじゃないかと思います。ただの個人の意見ですが。

 

転塾よりも家庭教師が最後は力になった

転塾はしなくてもよかったかなと思うけれど、家庭教師を頼んだことは無駄じゃなかったと思っています。

料金が高くてつらかったけれど、たぶん、家庭教師をつけていなかったら第二志望にも受かっていなかったかもしれない。

やっぱり個人の苦手をしっかり教えてもらえるのは意味があったと思います。

個別指導塾(先生が複数の生徒を受け持って巡回してるようなところ)にも行ったことがありますが、それよりもやっぱり一対一のほうが効果があった。

ただ、家庭教師をつけるのにも気をつけたほうがいい点がいくつかあると感じたので、そのことを次に触れたいと思います。

 

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家庭教師を依頼するときに気をつけること

まず、小6になってから焦って探しても、いい先生はみんなスケジュールが埋まってしまっていて、まず見つからないと思います。

経験上、人気の先生のコマが空くタイミングは2月に受験終了直後だと思うので、その数か月前(超人気の先生ならもっと前)から先方と話をつけておくことだと思います。

 

もうひとつの注意点は、塾の通常授業の教材は問題なく教えられる先生であっても、上位校の激ムズ過去問となると、その場ですぐに教えられなかったりすることが普通にある、ということです。

上位校の過去問や類似問題は、塾の志望校別の先生に聞いたほうがはるかに早く解決するってことが結構ありました。

 

家庭教師探しは宝くじみたいに当たりはずれがあるので、もし知り合いの紹介などで、子どもの志望校に何人も合格させているような先生を確保できるなら、それが一番いいような気がします。

家庭教師の紹介所みたいなところは、先生の指導実績によって授業料がランク分けされているんですが、ランクの高い先生だったとしても子どもにバッチリあっている先生だっていう保証はないし、本当に難しいです。

ちなみに、うちに来ていた先生はとてもいい先生で、親としてはずいぶん精神的に支えてもらったように思いますが、子どもの志望校の問題は苦手みたいでした(笑)。クセがある問題だといつも言ってました。

でも、基礎的な力をつけてくれたと思うのでとても感謝しています。

 

SAPIX・日能研・四谷大塚の中学受験専門プロ講師が運営。
ご相談後、お子様に合ったプロ家庭教師を派遣。

 

おまけ ~塾のイメージについて思うこと~

よく、サピックスは親や子どもに対する対応がドライで、早稲アカは熱血だとか面倒見がいいっていう噂を聞いたりもしますが、あんまり関係ないと思います。

サピックスは過不足なく対応してくれたと思うし、早稲アカの先生だって、NNの時は熱血だったけど普段は普通です(笑)。いつもハチマキして叫んでるわけじゃないです。

 

早稲アカの面倒見についても、転塾した当初は個人的に補習してもらえたりするのかな、なんて期待したりしたけど、うちの場合は特にそういった機会もなく終わってしまいました。先生もお忙しそうだったし、校舎や担当の先生によるのかもしれません。

ただ、早稲アカに移って子どもが所属するクラスの先生と話す機会は少し増えた気はするし、質問すれば親切にしていただけたと思います。

 

うちの子は早稲アカのExiV(エクシブ)という校舎だったんですが、トップ層のクラスは、いろんな校舎のトップ層ばかりを教えてまわっているエキスパートが直々に教えているみたいでした。うちの子には無縁な世界だったので、詳しいことはわかりませんが。

こういうクラスに行けていたら、また塾の印象も違うのかもしれないですね。

 

早稲アカのNNは行ってよかった

あと、早稲アカのNNについてはまったく後悔してないです。

先生もそろっていて、すばらしかったと思う。

NNを担当する講師陣は、いろんな校舎から指導力のある先生が集められてるんじゃないですかね。

教材も過去問をふまえた力のつく問題ばかりで、合格に向けて押し上げてくれる授業が展開されていたと思います(うちの子の不合格はNNのせいじゃなく、勉強不足のせい)。

うちの子のときはコロナでNNがオンライン授業だったこともあって、授業内容を知ることができて面白かったです。

NNについては長男の通ったコースしかわからないけど、コースによって結構雰囲気が違うっていう話も聞くので、説明会とかオープン模試みたいなのに行って、雰囲気をつかむといいんじゃないかと思います。

うちの子は、塾の勉強は楽しいって言ったことなかったけど、NNは楽しいと言っていました。

 

子どもは案外たくましい

第一志望に不合格になったとき、うちの子はさめざめと泣いていました。そういう姿を見るのは、親としてもつらかったです。

でも、親や家庭教師の先生は、もっと早い段階で、このままじゃおそらく合格しないだろうな、というのがなんとなく見えていた気がします。

 

うちの子が受験した当時はコロナの行動制限が今よりも厳しくて、第二志望の学校は説明会も文化祭も行けず、オンラインで映像を見ただけでした。

学校のことをよく知らないまま、塾の先生や家庭教師の先生の「たぶん校風が合っていると思う」という言葉でなんとなく受験して、よくわからないまま入学しました。

言い方は悪いかもしれないけれど、合格をもらえた学校の中では一番良さそうだから、というなんともあいまいで消去法的な理由で入学したのです。

それでも今は楽しく通えているし、部活で成長もしているので、まあ、これで良かったのかな。子どもは親が思うよりたくましいですね。

遠回りしたかもしれないけど、すべてが無駄な経験っていうわけじゃなかったのかな、と今は思います。

 

わたしが経験したことを長々と書きましたが、本当に正解なんてないというか、その子によって状況はまるで違うだろうし、そこが悩ましいところですよね。

これから中学受験される方、合格して楽しい中学校生活が送れるよう祈っています!

 

ご参考までに ~中学受験で役に立った教材など~

理科

まず、うちの子の理科好きを後押ししてくれた教材をご紹介したいと思います。

低学年のときは、こちらのまんが。

1年生から3年生までありますが、内容的には学年に関係なく楽しく読めるものです。見かけのイメージよりも内容が充実していて、基礎的な理解に役立ちます。

もしかすると、今は中古しか手に入らないかもしれません。

 

高学年になってからは、スタディサプリ小学講座の相馬先生にとてもお世話になりました。

中学受験対策の理科動画なんですが、とてもわかりやすいんです。

おかげでうちの子は理科ではあまりつまづかなかったし、今でも理科が好きです。

電流、ばね、滑車の単元も、私が横について教えたことはなかったけど、案外大丈夫だったのはおそらく相馬先生のおかげです。

正直、スタディサプリをちゃんと活用できた教科はこの理科だけだったような気がするんですが(うちの場合は)、ちょっとした隙間時間に見るだけでも結構意味があったと思うのでお勧めです。直前期は食事中も見ていた記憶があります(笑)。

相馬先生は、大手進学塾(栄光ゼミナール)で30年以上理科を教え続け、塾内で最優秀教師賞を何度も受賞されたことがある先生だそうです。

14日間の無料体験ができます。

スタサプ

 

歴史まんが

歴史まんがのおすすめはこちら。

巻数が多くてズラリと並ぶものは、うちの子は見ただけで圧倒されてしまって結局読みませんでした。

中学受験のとっかかりとしては、このくらいコンパクトなものがうちの子には合っていました。

 

ことわざのまんが

ことわざ系は、クレヨンしんちゃん。

いろいろ買ってみましたが、しんちゃんのふざけた雰囲気が勉強っぽくなくて、子どもがよく読んでいました。

 

お父さん、お母さん向きの本

お父さん、お母さん向きの本で、参考になったり面白かったりしたものはこちら。

 

こちらは日能研の先生が書いたものです。教室長目線のアドバイスが参考になります。

 

こっちは弁護士の荘司雅彦さんが娘さんの中学受験について書いている体験記。

サピックスから早稲アカへの転塾もされています。

というか、複数回転塾されているツワモノです。娘さんは女子御三家の雙葉から一橋大学に合格されたそうです。

 

佐藤ママの熱さにビビる本はこちら。母の関わり方についていろいろ考えさせられます。

わたしは佐藤ママのように子どもの大学受験にまでガッツリ関わることはしないと思うけど、佐藤ママのおうちに生まれたてたら、うちの子も東大理Ⅲに受かったかもね!?なんて思ったりします。ここまでお母さんが頑張ると東大理Ⅲに受かるのかぁ、と遠い目になる一冊。

 

こちらの本は、御三家に多くの生徒を合格させてきた算数専門のプロ家庭教師、熊野孝哉先生による学習法などが書かれています。

先取学習をする場合の教材、始めるタイミングなど書かれていて参考になりました。

 

ちなみに、今の考えとはちょっと違うけど、受験真っただ中の時の心境をリアルタイムで書いたブログ記事はこちら。

www.family-note.com

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