前回、「下位クラススパイラル」という記事を書いてから、ずいぶん経ちました。
この春から4年生となった長男ですが、その後どうなったかというと、なんと、辞めずにしぶとくサピックスに通い続けています。
以下、辞めなかった理由です。
辞めなかった理由 ~我が家バージョン~
サピックスのテストが2教科から4教科になり、子どもの成績に変化があった
3年生のときは算・国の2教科だったテストが、4年4月のマンスリーテストから、算・国・理・社の4教科になりました。
長男の場合、3年生で入塾してからしばらくは、前回記事に書いたような下位クラススパイラルにはまっていたのですが、4年生になる頃には、じわじわと中位クラスに上がってきて、偏差値50を下回ることが少なくなってきました。
変化の理由としては、サピックスの勉強のリズムとかテストの形式がわかってきて、どのくらい勉強しないといけないのか(というか、あれだけ勉強しても平均点ぎりぎりなんだとか、そういう感覚)が、少しずつ分かってきたせいかなと思います。
まあ、簡単にいえばサピックスに慣れてきたんでしょう。
とはいえ、テスト科目が算・国だけのときは、偏差値50からさらに上がっていくということが難しく、偏差値50がひとつの大きな壁になっていました(←特に算数)。
ところが、理・社もテスト科目に加わると、元々理科オタクだったことや、社会も好きだったことで、理・社で得点が伸び、結果的にクラスが上がってきました。
理・社で点数を稼いでクラスをキープしている子は、上の学年に行ったときに算数でつまづいたりして成績が下降するなんて話もあるようだし、実際そうなのかもしれませんが、上のクラスになって、とりあえず本人もやる気が出てきたような気がします。
算・国は、理・社に比べて勉強したことがすぐに成績に反映するわけでもなく、そのあたりが気持ち的に苦しい部分なのかな(マラソンの上り坂的な?)という気がします。
それでも、全体的に超スローモーションで成績自体は上がってきたので、ここで辞めるのはもったいないかなと判断しました。
親の負担は相変わらず
でもまあ、親の負担は相変わらずキツイです。
うちの場合、国・理・社はそれほど負担というわけでもありませんが、算数で分からない問題や、勘違いしている問題を隣で教えるのが、親にとってもかなりストレスです。
子どもが算数が苦手だと、中学受験って大変だなーとつくづく思います。
親子で時間をかけているわりに、すぐに点数に結びつくわけでもなく、あれだけ勉強しても勘違いやケアレスミスで得点できないこともあるので、モチベーションを保つのが大変で、気持ちがポッキリ折れそうになったりします。
夫は、安くない月謝を払っているのに家庭学習の負担が大きいことが納得いかない様子です。もっと個別に分からないところを教えてもらえないのかと文句タラタラですが、私はサピックスってそういう塾だから仕方ない、と観念しつつあります。
サピックスは教材が素晴らしいと思うので(基礎力トレーニングとか)、そういう教材から離れて他塾に転塾というのは、今のところはないかなーと思っています。
途中で燃え尽きない程度にやる
前回記事を書いたときは、どうにかしてクラスを上げたくて、算数の応用問題や発展問題にまで手を出して、余計子どもが混乱してしまいました。
その後、長男にとって難しすぎる問題は、キッパリやらないことにしました。
αクラスのお子さんの場合はまた違うのでしょうが、うちの場合は応用・発展問題をやってもやらなくても、別に成績は変わらないことが分かってきました(笑)。
むしろ、基礎固めをして、みんなが正解する問題で自分も確実に正解してくる、というところに重点を置いたほうがいいのかなと思い、しばらくこの方法で様子を見ようと思っています。
気持ち的にも、難しい問題はやらないと決めてしまったら、ずいぶん気が楽になりました。そうしたら、サピックスを辞めるほどでもないや、と思えてきました(笑)。
4年生になって、全ての教材を完璧にやろうとしたら、時間もないし、子どもがつぶれてしまいそうです(うちの場合はです)。
まだ4年生だし、ちょっと肩の力を抜いて、燃え尽きない程度に頑張ろうと思うことにしました。そうしないと身が持ちません。
というわけで、我が家の現状でした。