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サピックスをやめて早稲アカに転塾した話

こちらの記事は、受験真っただ中のときにリアルタイムの心境を書いたものです。

受験終了後、転塾について振り返った記事はこちら⇩

結局転塾してどうなったのか 中学受験結果発表!?

少し前に、小3から通っていたサピックスをやめて、早稲田アカデミーに転塾しました。

転塾してから少し経ちますが、いまだにこれで正解だったのかどうかよく分からないし、戸惑ったり混乱しているところもあります。

サピックスでもう少し上のクラスにいたら、そもそも転塾しなかっただろうなぁとも思います(サピでの在籍クラスは、ちょうど真ん中くらいでした)。

思うところは色々ありますが、どうして転塾したのか、なぜ転塾先として早稲田アカデミーを選んだのか、について書いてみたいと思います。

 

転塾した理由

転塾を決断した一番の理由は、子どもの成績が伸びなかったことです。

特に、サピックスの算数に、子どもが全然ついていけていないと感じたことが大きかった。

サピックスでは予習はいらないと言われていたので、うちの子はそのまま素直に(?!)、予習しないまま算数の授業に臨んでいました(サピックスでは事前に教材プリントをもらうことはできず、その日の学習分はその日に配布されます)。

けれど、それだとほとんど授業の内容を理解しきれないまま、ただプリントもらって元気に帰ってくるだけになっていたのです。

本人は塾は楽しいと言っていたけれど、その状態だと、家に帰ってきてからがものすごく大変でした。

復習というよりも、むしろ私が市販の教材などを使って最初からプリントの内容を説明し直す、という作業を毎回しなければならなくなりました。

これが、猛烈に強烈に大変だったのです(親子ともに)。

親なりに懇切丁寧に説明したつもりでも、子どもがすんなり理解できないことなんていくらでもあるし、サピックスの解説もそれほど親切ではないので、親のほうも迷いながら教えたりしていると、時間はかかるわお互いにストレスはたまるわで、だんだん家庭内の雰囲気がギスギスし始めました。

この状態をあと2年以上続けるなんて、なんだかなぁ、、、。

この先、子どもとの関係性も心配だし、高学年になったときに算数の難問を親が教えきれる自信もなく、このままじゃいけない、と思うようになりました。

質問教室もありますが、うちの子はあんまりうまく利用できなかったし、先生との距離も遠く感じ、家庭内で不安を抱え込んでしまったようなところもあった気がします。

夫の反応はかなりシンプルで、「なんで塾に通ってるのに、親が家で一から勉強教えてるんだ?!」というものでした。

でも、塾で教わってきても全然理解しきれないまま帰ってくるんだよと話すと、じゃあ長男には今の塾は合っていないのかもね、それなら今うちに、もう少し面倒見の良さそうな塾を探そうか、ということで、転塾を検討することになったのです。

(2022.11.26追記 今はコベツバなどのサピックスの問題解説のサイトが充実しているので、算数に関して親が子どもの勉強をフォローする負担はもっと減っていると思います)。

 

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転塾先に早稲アカを選んだ理由

転塾先の候補は、いくつか見学をしました。

転塾は、できれば一度きりにしたかったので、わたしがひとりで決めるのではなく、夫の意見も聞きたいと思って同行してもらいました。

最終的に早稲アカに決めたのは、いくつか理由があります。

 

まず、使用テキストが四谷大塚の予習シリーズなので、多少予習してから授業に臨めること。

←四谷大塚のサイトで教材を自由に買えるので、先取しようと思えばいくらでもできます。ただ、塾では予習はいらない、復習に力を入れろと言われていましたが。

 

早稲アカは組分けテストは出題範囲が決まっており、2回続けて基準を下回ったときにクラスが下がるルールであること(長男が通っていた校舎の場合)。

 

漠然とした印象ではありますが、先生と家庭との距離が多少近く、質問もしやすそうだと感じたこと(実際、先生と電話で話す回数は結構増えました)。

 

このなかで、特に②の組分けテストのクラス昇降に関するルールが、うちの子に合っていそうだなと思いました。

サピックスのテストでは、出題範囲の指定がなく成績によってクラスが無制限に昇降する組み分けテストと、出題範囲が決まっていてクラス昇降が制限されている確認(マンスリー)テストがあります。

うちの子が通っていたサピックス校舎では、確認テストの成績が良くてもクラスはひとつしか上がらないルールでした。

そのため、せっかく復習を頑張って確認テストでクラスが1コ上がっても、組分けテストであっけなくクラスが下がり、むなしい気持ちになることが多かったのです。

 

そんなわけで、早稲アカの組み分けテストが出題範囲ありの復習中心のテストであること、クラスが下がるときに一定の猶予があることは、長男の受験に対するモチベーションにはプラスになるのではないかと思いました。

 

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実際に転塾してみて

では、実際に転塾してみてどうだったのか。

結局、当たり前ですが転塾したところで苦手な算数が急に得意になるはずもなく、教材がガラリと変わったことや、勉強の進度が違ったりしたこともあって、成績も思うように上がっていません。

算数に関しては、その後、塾と併用して少人数での個別指導に通うようになりました(早稲アカの先生に相談したら、早稲アカの系列の個別指導塾をお勧めされた。数人の生徒を先生が巡回しながら指導するタイプのところ)。

今はその個別指導塾も辞めて、家庭教師の先生に1対1で塾の勉強のフォローしてもらっています。

 

正直、家庭教師に来てもらうんだったら、もうちょっとサピックスで頑張ってみるっていう選択肢もあった気がしてなりません(←苦笑い)。

サピックスを辞めたとき、偏差値的にはちょうど真ん中くらいだったので、まあ頑張れないこともなかった気もするのです。

 

子どもの成績が思うように伸びないと、塾を変えてみようかと思ってみたりするけれど、結局どの塾にも一長一短があって、親子ともに何の不満もない塾っていうのは存在しないんじゃないかと思います。

どの塾に通ったとしても、中学受験は大変だろうし。

ただ、教材などのテキストに関していえば、サピックスの教材はすごく良くできていたんだなと改めて感じました。内容的にも無駄がなく、細かいところまでよく考えられていた気がします。未練がましいですが(笑)。

 

まあ、うちの場合は、志望校の合格実績がサピックスよりも早稲アカのほうがよかったのです。男子校でそういう学校がいくつかありますよね。

そんな事情もあり、6年生のNN(早稲アカの志望校別コース)も期待できそうなので、これでよかったんだ、早稲アカで頑張るんだ、と今は無理やり前向きにとらえるように努力しています。

もう、転塾しちゃったんだし!!

 

転塾は、メリットありと思いたいけど、戸惑うことも予想以上にあります。

それについてはまた改めて書きたいと思います。

 

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